「営業って何をすればいいの?」「正しい営業のやり方って?」
前回の記事「営業に向いている人の特徴5つ」では、女性や主婦の方が日常で培っているスキルが営業で大きな強みになることをお伝えしました。多くの方から「私にもできそう!」という反響をいただき、嬉しく思っています。

ところで、営業に向いている資質があるとわかっても、「そもそも営業って何をすればいいの?」という疑問が残りますよね。実は、営業について多くの方が誤解していることがあります。今回は、30年の営業経験から見えてきた「営業の本質」について、ぜひ理解していただきたい5つのことをお伝えします。
これから副業で営業活動を始めようと考えている女性の方、特に主婦の方にとって、この「本質」を理解することが、自分らしい営業スタイルを確立する第一歩となります。
1. 営業が苦手な人こそ知るべき「知識の量×行動の量」の法則
現代社会はスマホの普及などにより、簡単に情報やノウハウを入手でき、「私もすぐにできる」という錯覚を持ちやすくなっています。

しかし、真の営業力は基盤となる知識と継続的な行動があって初めて育まれます。
営業に必要な知識とは
営業には以下のような知識が不可欠です。
- 顧客の課題を理解するための社会問題への知識
- 自社商品の特徴や利点についての深い理解
- 業界の動向や競合他社の情報
- 効果的なコミュニケーションスキル


2. 副業営業を成功させる「種まき」と「収穫」の正しい考え方
営業の日々の活動は、農業に例えることができます。しっかりと種をまき、目の前に芽吹いたものを確実に収穫すること。これが営業の本質です。
「種まき」とは何か
営業での「種まき」とは、
- 潜在顧客との信頼関係構築
- 自分や商品の認知度を高める活動
- 相手のニーズや課題を理解するための時間投資
これらは即座に結果につながるものではありませんが、将来の「収穫」に不可欠な活動です。
「収穫」のタイミング
種をまいても、すぐに実りません。芽が出て、成長し、実がなるまでには時間がかかります。営業も同じです。
重要なのは、
- 焦らず、コツコツと種まきを続けること
- 「今」の結果だけにこだわらないこと
- 収穫のタイミングを見極めること
日常からの学び:
家庭菜園をされている方なら共感いただけるでしょう。毎日水をやり、肥料を与え、草取りをしても、すぐに野菜は収穫できません。しかし、それらの日々の手入れがあってこそ、最終的に美味しい野菜が実るのです。営業も同じ原理です。
次回につながるポイント: この「種まき」をするためには、適切な「畑」が必要です。次回お伝えする「交流の場の探し方」は、この種まきの場所を見つけるための具体的な方法です。
3. 営業が苦手な理由は「売りたい」思考かもしれない
多くの営業パーソンが陥る罠があります。それは「今月のノルマを達成したい」「この商品を売りたい」という自分や会社の都合から行動することです。
売り手の都合と買い手のニーズの乖離
営業の大原則は「お客様の問題解決」です。お客様が抱える課題や悩みを解決することこそが、営業の本質。一方で、自分の都合(ノルマや手数料など)を優先すると、この本質からずれてしまいます。
自分の都合で営業すると、
- これまでに作った顧客との「信頼の貯金」を消費するだけ
- 長期的な信頼関係が損なわれる
- 結果的に売上も下がる
具体例:
「月末だから」「キャンペーン期間だから」という理由で無理な提案をされた経験はありませんか?そのときのあなたの気持ちを思い出してください。多くの場合、「押し売りされている」という不快感が残ります。これが「売りたい」という都合が前面に出た営業の弊害です。
「役に立ちたい」という姿勢の大切さ
では、どう考えるべきでしょうか?



答えは「売りたい」ではなく「役に立ちたい」という姿勢です。
成功例:
在宅ワークを始めたDさん(40歳)は、化粧品の販売を始めるとき、友人たちに「売らなければ」と思いすぎて緊張していました。しかし「この商品が本当に相手の役に立つかを第一に考えよう」と発想を転換したところ、自然と会話が弾むようになったと言います。「売上を追うのをやめたら、逆に売上が伸びた」とDさんは語ります。
4. 副業で「選ばれる存在」になる具体的な方法
営業の日々の活動とは何でしょうか?



それは「顧客が何か必要と感じた時に、選んでもらえる存在になること」です。
「選ばれる存在」になるための3つの要素
- 接点を増やす
・定期的な訪問やコミュニケーション
・SNSやブログなどでの情報発信
・勉強会やイベントへの参加 - 記憶に残る
・相手の話や状況を覚えている
・特定分野の専門性を持つ
・独自の視点や価値観を伝える - 信頼を築く
・約束を必ず守る
・嘘をつかない、誇張しない
・自分にできることとできないことを正直に伝える
主婦の方が「選ばれる存在」になる強み



実は主婦の方は、コミュニティの中で自然と「選ばれる存在」になっていることが多いのです。
実践アイデア:
自分の得意分野や興味のある商品について、SNSやブログで定期的に情報発信してみましょう。「このことなら○○さんが詳しい」と思われるようになると、自然と相談が寄せられるようになります。
次回につながるポイント: では、どこで新しい接点を見つければいいのでしょうか?次回の「交流の場の探し方」では、家事や育児と両立しながら効率的に人脈を広げられる場所や方法を具体的にご紹介します。
5. 営業が苦手でも信頼される「お金を預かる自覚」の大切さつ
最後に、営業において最も重要な心構えをお伝えします。



それは「大切なお金を預かるという自覚と矜持を持つこと」です。
お金の重みを理解する
お客様が商品やサービスを購入するということは、
- 企業なら、苦労して得た利益の一部を
- 個人なら、大切に貯めた貯蓄の一部を
あなたに託すということです。この重みを理解することが、真の営業パーソンの条件です。
「預かる」という意識が生む信頼
自分が売りたいからではなく、「このお金の価値以上の満足を提供したい」という思いで接すると、自然と誠実な提案ができるようになります。
具体例:
家計を管理されている主婦の方なら、「1万円」の重さを痛感されているでしょう。その1万円を使って何を買うか、慎重に検討する経験が、営業においても「お客様の大切なお金」を預かる責任感につながります。
まとめ:
営業が苦手でも副業で成功するために:本質を理解して自分らしい営業を始めよう
今回は「営業について理解してほしい5つのこと」についてご紹介しました。
この記事のポイントまとめ:
- 営業の才能は「知識の量×行動の量」で決まる。両方が必要不可欠
- 営業は「種まき」と「収穫」の繰り返し。コツコツと信頼関係を育てることが重要
- 自分の「売りたい」という思いよりも、顧客の「必要」を優先すること
- 日々の活動で「選ばれる存在」になることが長期的な成功につながる
- お客様の大切なお金を預かるという自覚と責任感を持つこと
これらの本質を理解すれば、営業は「押し売り」や「話術」ではなく、「お客様の幸せに貢献する活動」だということがわかります。特に女性の方、主婦の方が日常で培ってきた「相手を思いやる気持ち」「信頼関係を大切にする姿勢」は、この本質に沿った営業活動の基礎となるのです。
あなたは営業の本質について、どんな気づきがありましたか?コメント欄でぜひ教えてください。あなたの声が、次回の記事に反映されるかもしれません。
