なぜ今年はスズメバチが早く活発になっているの?
今年、全国各地でスズメバチの被害が例年より早く報告されています。例年は秋に被害増加もことしはすでに全国各地で被害相次ぐ状況が続いており、子育て中のお母さんたちの不安も高まっています。
その原因は、気象の異常にあります。
スズメバチは気温が30度に達するとより活発になるといい、ことしは、30度を超える日が6月から続いていたため、例年より早く活動した可能性があります。
さらに、”早い梅雨明けが成長を促した”ことで、スズメバチの巣作りが順調に進んでしまいました。
まるで家計を切り詰めて頑張って貯金をしているお母さんのように、スズメバチたちも晴れの日が続いたおかげで、せっせと巣作りの材料を集めて、例年よりも早く大きな巣を作ることができたのです。
今日の「人に話したくなるポイント」
- 今年は異常気象でスズメバチの活動が前倒しになっている
- 子どもが外遊びで気をつけるべき服装のポイントがある
- スズメバチに遭遇した時の「だるまさんが転んだ」作戦が有効
- 万が一刺された時の応急処置を知っておくと安心
- 家の周りでできる予防対策がいくつかある
スズメバチってどんな生き物?子どもにも分かる基礎知識
スズメバチの活動時期は、地域によって多少異なりますが、一般的には4月~11月頃です。特に危険性の高い時期は、7月~9月頃です。

この時期は、働き蜂の数が増え、攻撃性が高くなります。
スズメバチは、まるで町内会の防犯パトロールのように、自分たちの家(巣)を守るために見張りをしています。スズメバチには偵察蜂がいて、巣から10m以内に近づくと接近者の周囲を飛び回る警戒行動をとります。
つまり、知らず知らずのうちに巣に近づいてしまうと、「誰か来たぞ!」と仲間に知らせる蜂が飛んでくるのです。
子どもの外遊びで気をつけたい服装のルール
色選びのコツ:「白い雲」を目指そう



スズメバチは黒色に対し激しい攻撃性を示します。
白色、黄色、銀色は比較的安全な色といわれています。お子さんが外で遊ぶときは、まるで白い雲のような明るい色の服を選んであげましょう。
特に避けたい色:
- 黒色(一番危険)
- 濃い茶色
- 紫色
- 濃い青色
おすすめの色:
- 白色
- 薄いピンク
- 薄い水色
- ベージュ
- 薄い黄色
帽子は必須アイテム
スズメバチは黒色に激しく攻撃性を示すので黒髪を覆う、白色系のヘルメットか帽子をかぶりましょう。



お子さんの黒い髪は、スズメバチにとって攻撃対象に見えてしまいます。
外遊びの時は必ず帽子をかぶる習慣をつけましょう。
においにも要注意



匂いにも敏感なので香料の入った整髪料や香水は使用しないでください。
子ども用のヘアスプレーや香りの強いシャンプーを使った日は、特に注意が必要です。
子どもに教えたい「スズメバチと遭遇した時の対処法」
「だるまさんが転んだ」作戦
もしスズメバチに出会ってしまったら、子どもには「だるまさんが転んだをしよう」と教えてあげてください。蜂を見かけたら、静かにその場を離れましょう。



急に動くと、スズメバチが「攻撃されている!」と勘違いしてしまうからです。
- まず、じっと止まる
- ゆっくりゆっくり後ろに下がる
- 手で払ったり、大きな声を出したりしない
- 20メートル以上離れるまで続ける
黒いものは隠そう
万が一、巣に近づいてしまった場合は、頭や手などの黒い部分を隠し、低い姿勢で静かにゆっくりと後ずさりして離れてください。



黒い髪や黒いリュックサックがあれば、できるだけ隠すようにしましょう。
万が一刺されてしまった時の応急処置
すぐにすること
刺された傷口を流水でよく洗い流す。ハチの針が残っている場合は、そっと抜く。まずは慌てずに、その場を離れることが大切です。
傷口から毒をしぼり出す。傷口の周りを爪で押して、毒を外に出すように心がけます。
冷やして様子を見る
抗ヒスタミン軟膏などを塗り、冷やす。家にある保冷剤や冷たいタオルで患部を冷やしてあげましょう。
危険な症状を見逃さない
息苦しさや口の乾き、冷や汗、めまい、血圧低下、しびれ、嘔吐、じんましんなどのショック症状が現れた場合は、一刻も早く救急病院で医師の診察を受ける。
特に、2回目に刺されると、前回体内にできたハチ毒の抗体が過剰反応してしまい、「アナフィラキシー」というショック状態を引き起こしてしまう危険があります。
家の周りでできるスズメバチ対策
甘いものの管理
甘い飲み物や果物を放置しない、ごみ箱のフタをしっかり閉めるなど餌となるものを片付けておくことで、スズメバチを寄せ付けにくくなります。
夏祭りや BBQ の後のゴミは、必ずフタ付きのゴミ箱にしまいましょう。
自然の忌避剤を活用
木酢液は、スズメバチを寄せ付けない自然由来の忌避剤として知られています。また、ハッカ油も、スズメバチを寄せ付けない効果がある自然由来の忌避剤です。
どちらも水で薄めて、軒下や生け垣に散布することで効果が期待できます。
今日のポイント整理
- 異常気象の影響: 今年は例年より早くスズメバチが活発になっている
- 服装対策: 白い色の服、帽子着用、香りの強いものは避ける
- 遭遇時の対応: 「だるまさんが転んだ」のようにゆっくり後退する
- 応急処置: 流水で洗い、毒を絞り出し、冷やして様子を見る
- 予防対策: 甘いもの管理と自然忌避剤の活用
他の子どもの安全対策も確認しよう
スズメバチ以外にも、夏は様々な危険が潜んでいます。子どもを様々な危険から守る総合対策や、水の事故を防ぐ安全対策も併せてチェックして、お子さんの安全を総合的に守りましょう。
知識は盾になります。正しい知識を持って、家族みんなで安全で楽しい夏を過ごしましょう。




